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元IT戦士による主夫ブログ

【年齢別編】保育士だから分かる保育園見学時のポイントと選び方

2017/03/29

保育士 子育て

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「保育園ってどういう風に選べばいいの?」
そんな疑問にお答えするべく、前回記事では、

・ぜひ見学に行って決めて欲しいということ

・見学する際のポイント

を保育士目線でご紹介しました♪

shufi_170321-i保育士だから分かる保育園見学時に押さえるべきポイントと選び方
みなさんは、我が子を保育園に預けて就職/復職しようとした時に...,どういう基準で保育園を選んでいるor選んだでしょうか?・立地・開園・閉園時間・認可・無認可・給食の有無・周りの口コミこういった、基本的な条件ももちろん大切です(^^)が、その基本的な条件を視...

今日は、そんな見学ポイントに加えて、年齢別でこんなことを視野に入れると良いかな?というポイントをご紹介したいと思います(^^)

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年齢別で、大事にしていきたいポイントは違う!

保育園は0~5歳児までの就学前の子どもが対象です。
ひとまとめに0~5歳児といっても、体つきも全く違えば、様々な発達段階が大きく違います。

“何歳で入園するか?”
によって、大切に見て行くと良いポイントも異なってくると、私は感じています!!

特に、0~2歳児までの未満児と、3~5歳児までの以上児では、
大きくポイントが分かれていくので、ぜひ参考にしてみてください (^^)

0歳児で大事にしたいこと

0歳児は、1番発達差のあるクラスです。
同じ学年といっても、4月生まれと3月生まれの子とでは、
生活リズムが大きく違います。

0歳児で大事にしたいポイント★

・ベテラン担任保育士&育児経験保育士の配置

・お部屋の環境・雰囲気

・ミルク・母乳について

・離乳食について

0歳児の保育で一番必要だと感じるのは、何と言っても経験です!!

言葉での意思疎通が出来ない&体つきもまだしっかりしていない0歳児の保育は、若い保育士だけでは不安が募ります(>_<)

3人保育士がいて、そのうちの1~2人が新人ということであれば問題ないですが、1人は必ず、安心して任せられる保育士がいることが、絶対条件です!!

信頼できる保育士が個々の生活リズムに合った保育をしてくれ、
子どもが1日を心地よくゆったりと過ごせるのが望ましいでしょう(^^)

それに+αとして、お部屋の日当たりだったり、
広さ・温度・雰囲気・設備といった環境にも目を向けてみてください(^^)

ミルク・母乳について

・家で使用しているミルクを飲ませてもらえるのか?

・冷凍母乳に対応しているのか?

・哺乳瓶は園のものを使用or自宅から毎日持参するのか?

こんなあれこれを確認してみると良いです!!

離乳食についても、どのように進めていくのか?を確認してみてください!!
園によって、自宅で食べたことのあるもののみ与えるというところもありますし、献立通りに与えるところもあります。

その他について

・おしゃぶりを持っていくことは可能なのか?

・裸足保育なのか?

・眠る布団はどんなものか?寝具などの持参が必要なのか?

・紙おむつ・布おむつどちらで過ごすのか?

こんなあれこれも、園によって違いがあります。

0歳児は生活の細かなことでも、気になることや疑問は全て聞いてみた方が良いです!!
体調・機嫌・発達段階など、日々担任と綿密なやりとりが必要となってきますし、
“細やかな対応”をしてくれることが必須条件ではないかと思います!!

1・2歳児で大事にしたいこと

1・2歳児もまた、クラス内での発達差が大きく、個々への細やかな配慮が必要な時期です。

1・2歳児で大事にしたいポイント★

・クラスの子どもの人数

・お部屋の環境

・安全面への配慮

・絵本棚の有無

・マークシールの有無

1クラスに何人いるか?のクラス規模が大切です。
理想は多くても、12人まで。それ以上の人数になってしまうと、
子どもが落ち着かなくなり、ゆったりと過ごすことが出来なくなってしまうためです。

子ども自身も、がやがやとした雰囲気で過ごしていると、
噛みつき・ひっかきなどのトラブルが多くなることが予想されます。

担任も、子どもたちにゆったりと関わることが難しくなってしまうでしょう。
2歳までは、特に個人差が大きく、個々への配慮が必要なので、
細やかな目の届く規模でなければ、良い保育は出来ない、と私は思います。

そして、1・2歳児は、基本的な生活習慣をどんどん身に着けていく時期です。
トイレに座ったりなどのトイレトレーニングから、
自分で食べる・履く・着るなどの動作・自立を毎日少しずつ身に着けていきます。

そんな時に、お部屋の環境はとても大切になってきますよ!

・手洗い場は、自分で手洗いを行うことが出来るような仕様になっているか?

・ロッカーの配置はどうか?

・伝い歩きの出来る棚や柵などがあるか?

など、子どもが取り組みやすいお部屋の環境が整っているか?にも着目してみると良いですよ!

また、歩行が不安定だったり、安全なこと・危険なことの見極めが不十分なこの時期の子どもたちのために、安全への配慮がしっかりされているか?のチェックも大切です!

・暖房器具ガードの有無

・窓部分への安全対策の有無

・使用しているテーブル・イスの形状(角が丸みをおびているか?など)

・コーナーガードの設置

こんな安全対策が行われているかも、しっかりチェックしたいポイントです!!

絵本棚の有無というのは、言葉を多く習得していくこの時期に、
担任が絵本の存在をどう考えているか?が分かるポイントです。

子どもが自由に絵本を手に取り、読むことが出来るようになっていることが理想ですが、お部屋の配置などの問題で、棚を設置出来ないなどの事情もあるかもしれません。

「絵本が大好きな我が子なのですが、自由に絵本を読めるような時間もあるのですか?」などと質問してみるのも良いかもしれません(^^)

マークシールの有無というのもまた、子どもが取り組みやすい環境への配慮のひとつです。
このマークシールがあることで、字が読めなくても、自分の場所を把握することが出来ますし、2歳児になると、友だちのマークシールなども把握するようになってきます。

すると、お当番活動に取り組んだり、友だちへの興味・関心・関わりへのきっかけとなっていくことでしょう。

1・2歳児は“自分で!!”“友だちと!!”こんな気持ちが生まれるような環境であることが、必須条件だと思います(^^)

3・4・5歳児で大事にしたいこと

3歳児になってくると、身の回りのことはある程度自分で出来るようになり、どんどんと周りへの興味・関わりが深まっていく時期です。

この時期からは、集団生活を送る上で、どんなことを経験し身に着けていってほしいか?を観点に、選んでいくと良いでしょう(^^)

3・4・5歳児で大事にしたいポイント★

・行事はどのようなものがあるのか?

・どんな特色があり、何に力を入れている保育園なのか?

・戸外活動はどの程度あるのか?

行事は、子どもが大きく成長するひとつの機会となります。
運動会・お遊戯会などが主要行事となりますが、その他に、遠足・芋ほり・社会見学・お泊り会など、その園によって様々な行事を企画しています。

決して行事の多さだけが全てではないですが、3歳以上は色々な行事を楽しく経験出来ると、より園生活が充実したものとなるでしょう(^^)

行事の他、その園によって力を入れている特色などもあります。
英語・体操教室など、講師を招いての活動に力を入れていたり、和太鼓・マーチングなどの音楽に取り組んだり、泥あそびを思いっきり楽しんだり、畑仕事を体験出来たりと、その園によって、こだわりや特色が違います。

3歳以上はとても活動的になってくるので、この時期に経験したことが、
その後の人生に少なからず影響を与えるといっても、過言ではありません。

ぜひ、この時期にどんなことを体験させたいか?
を、考えてみるのも良いでしょう!

また、戸外活動はどの程度あるのか?についても、
気にかけてみて欲しいと思います!!

1日の中で、戸外に出られる機会としては、

・朝の自由あそび時

・午前中のクラス活動時

・夕方の自由あそび時

と大きく分けて3場面あります。

私が以前勤めていた園では、暖かい季節になると、
朝・夕の自由あそび時も、積極的に外に出て子どもを遊ばせていました。
その他、午前中のクラス活動の時間でも、
散歩や外遊び・水遊びなどで思いきり体を動かしていました。

外遊びの良さは、体を思いきり動かせるだけでなく、
子どもがあそびの種類・幅を限定されることなく、好きなように遊べることです。

鬼ごっこ・ごっこ遊び・砂遊びなど、体を動かすことから、友だちと楽しむこと・じっくり取り組むことなど、言ってしまえば何でも出来てしまいます♪
色んな刺激を受け、あそびが豊かになる戸外活動は、ぜひ大切にしていきたいポイントです(^^)

3歳児からは、“友だちと!!”“みんなで!!”が自然と生まれるような環境を大切にしていきたいものです(*^_^*)

まとめ

以上、筆者の考える、“年齢別に大事にしていきたいポイント”をご紹介してきましたが、このポイントが満たされない=悪い保育園ではありません!!

子どもが安全に楽しく過ごすことが出来る環境であれば、どの保育園でものびのびと育っていってくれます♪

親や保育士から愛情をたっぷり注がれ、大好きな友だちとよく遊び、笑顔あふれる日々であれば、心身共に健やかに成長していくことと思います(^^)

保育園選びは、時に妥協が必要になってしまうこともあるかと思いますが、“何を優先に選んでいきたいか?”の優先順位をつけながら、選んでいくと良いですよ★

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ライターのこころです。地方在住の保育士兼業主婦です。

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