海外でバンド活動する方法と実体験を紹介。アニメフェスはまだ穴場かも
2017/03/30
アメリカ生活こんにちは。ゆすこです。
私はアメリカの大学に通っていたのですが、それと同時にバンド活動をしていました。小さなライブハウスからフェスまで、場所問わず。
諸事情により音楽業は私の中で黒歴史であり、そこに全く未練がないので、知っていることを全て公開していこうと思います。
黒歴史化した理由はまたいつか。笑
海外で活動してみたい方は参考にしてください。
では、いきましょー!
もくじ
海外受けする日本音楽
音楽もグローバル化してきた事で、アニメ曲、ビジュアル系、国産スクリーモ系などが海外の方から支持されるようになってきました。
Baby Metalが日本人初のビルボードチャート40位以内に入ったのは記憶に新しいですね。求められるニーズ、エンターテイメント性が大きく変わったなぁと思います。
インターネットで自分の知りたいことをいつでも知れるようになったことが一番の要因かと思いますね。彼ら、日本のアニメや音楽のことめちゃめちゃ知ってますからね。
有名なサイトでこういったのがあります。
XJAPANのYOSHIKIさんが2007年にロサンゼルスでV-Rockのフェスをしました。その時にできたサイトですね。日本のミュージシャンのインタビューやライブスケジュールが見れます。
◆JaME
このサイトも有名で、全世界に配信されています。
しかしXJAPANの影響の強さが良くわかるサイトですね..。
私もこの両方に掲載されたことあります。
アーティスト欄を見てみると分かるのですが、日本では無名なバンドが多いんです。
そういうバンドは大抵海外を拠点としています。私もそうでした。
日本のこういう文化は、2000年初期からゆっくり浸透し、2007年にはビジネスとして成り立つほどマーケットは広くなりました。
V-Rock、J-Rock、アニメ、コスプレなど...
彼らは日本にしかない独特のカルチャーをネットでいつでも掴むことができるんです。
だからこそ伝えたいこと!
自らの音楽性が日本に合ってないと言わるバンドを多々見てきました。
大半が日本のマーケットに合わず、マネタイズできないバンドだったかもしれません。
収益を得るためにはライブはもちろん、物販、CDを売らないといけない。
でも売れないと活動していくことが難しくなる。
やり遂げる、と最初は意気込んでいても、そういう状況に入ってしまうと消沈離脱してしまう人もいる。現実を言うとお金は必要かもしれませんが。
でも、音楽ってそういうもんじゃない。
「伝えたいことを音に乗せるのが仕事」
「命削って作った音を生で聞かす」
そう思いませんか?私は本気で思います。
ミュージシャンとアーティストが違うのと同じです。
単純に海外で試してみたい方はもちろん、今私が話した良い音楽を演ってるのに埋もれてるバンドは「勇気を出して海外へ行け!!」と言いたい。
ジャンル問わず「良いものは良い」というのが海外の特徴ですし、音楽的な音楽、所謂ニッチなジャンルや実験的音楽、重く激しいロックを演ってる方は正に海外向けと思いますよ。
知っておくべき海外フェス事情
誰だって日本から海外のフェス、アニメフェスに出演交渉ができるんです。
ある程度の活動歴がある方が対象となりますがo(`ω´ )o
日本の事務所と契約してなくても、場所によっては出演させてくれるアニメフェスは沢山あります。2016年現在、大規模なフェス、アニメフェスはメジャーどころに抑えられています。
しかし規模が小さいところはまだ入り込む余地があります。
交渉が成立さえすればチャンスと言えばチャンス。
Stage fee(出演費)は出ないかもしれないし、飛行機代も出ないかもしれない。
でも、お客さんたちに自分達を知ってもらうことが重要といえます。
私の場合は、場所によりそこそこstage feeを出してもらえましたし、物販するスペースも大きめに貰ったりと良い方でした。
AnimeCons.comというサイトがあります。
小さな規模から大きな規模まで、
世界中各地で行われているアニメコンベンションのスケジュールです。
なかなかの量なので取り敢えず見てみてください。
アポ取って音源、MV、ライブ映像を見え貰うのも良し、どんなフェスがあるのかを調べると良いです。返事を貰えることは多くはありませんが、行動は必ず結果を結ぶと思います。
何かしらタイアップ取ってたり、海外ファンが多いバンドだと有利かもしれませんが、まずこのサイトを見よう!英語ばっかでアレかもしれませんが。
タイトルにも書きましたが、アニメフェスはまだ穴場と思います。営利的にプラスにならない条件が増えてきてるからです。しかし逆手に取ると、これまで出会えなかった沢山の人と知り合える!後はコンベンションのマネージャーと知り合うこともでき、気に入って貰えれば現地の音楽フェスに出演できたりもします。要はお金で買えないものがあるということです。feeが出るに越したことはありませんけどね。
英語ができない、でも試してみたい。という方は、Twitter(@shufication)よりDMで相談に乗りますので、お気軽にご連絡ください。
海外拠点で活動するための必須4項
まずこれだけ抑えときたい項目4つです。
上から順に説明していきますが、これさえクリアできれば怖くありません。
英語ができなくても、音楽には言葉の壁はありませんのでご安心を。
ビザを取得すること
ここからはアメリカでの話をします。
長期間活動するためにはビザが必要となります。
アメリカの場合、
観光ビザは滞在3か月までです。3か月以内に帰らないといけないんです。
Estaを申請しとかないと入国できないので注意が必要。
でも、3か月滞在して色々試すことができますが、実際3か月でできることなんて知れてます。
私の経験上、是非とも長期間をお勧めしたい。
やれるうちにやっておかないと後悔するだけですから。
年単位のビザの場合は語学学校や大学へ通うことが必須。
英語学習もできますしお勧めしたい。
取得する方法に関しては、長くなるので割愛します。
住居を決める
日本でもメジャーになってきましたが、有名サイトを2つ共有します。
例として上記リンクはロサンゼルスですが、世界各地にあるサイトです。
「housing」に「apts/housing」項目があります。
ここにリースしてる一軒家、アパートを検索することができます。
バンド全員で住むとすればシェアでなく丸ごと借りるのをお勧めしたい。
予算的に厳しい場合は「rooms/ shared」から見れます。
メンバー全員が近場に住めるかは運次第なので、ちょこちょこ見るといいです。
これも例としてロサンゼルスです。
ここは日本人が主なサイトなので、間違いなく安心です。
ルームシェア情報はもちろん、中古車を買う場合もここが一番かなと思います。
全て日本語で書かれているので、一度見てみるといいですよ。
練習環境を整える:機材編
まず個々の機材を買う、スタジオを借りること。
日本から持ち込んでも良いですが、アホみたいに運賃が高いのと、
荷物の扱いが非常に雑なので本当にお勧めしません。
手持ちでいけるものであれば機内に持っていきましょう。
必要機材はGuitar Centerというメジャーな楽器屋があるので、まずそこへ行けばある程度は買いそろえれます。DTMの製品、ベース、パーカッション/ドラムも種類が圧倒的に豊富ですし、本当に安い!
練習環境を整える:スタジオ編
スタジオは月契約で借りることをお勧めします。
日本みたく時間割で借りれるところもありますが、月契約だと好きな時に練習ができるのと、機材搬入をショートカットできるメリットがあります。この風潮は日本では考えられませんね。
海外版リハーサルスタジオお勧め10選を見てほしいです。
日本でもよく見かける特選ページの海外版です。
これを見てみるとLA downtown付近だとこんなに借りれるところがあります。
私が使っていたのは、Downtown Rehearsalでした。
他数か所使ったことがありますが、場所もかなり便利な位置なのと1バンド月450ドルと安かったので、やはりここがベストかなと思います。
ちなみに、有名なミュージシャン方もここを使っています。部屋は大幅カスタマイズされてましたが。笑 日本からライブで来るメジャーミュージシャンも使っています。
横のつながりが非常に強い業界なので、出会いを一つ一つ大切にしてくと良いですね。
音の反響は部屋によってまちまちですが、爆音で演奏できるのと籠って楽曲作成が可能なので、反響さえカバーできれば環境としては、街自体に独特な雰囲気もあり最高です。
1部屋丸々借りる場合は2000ドルほどするので、他バンドとシェアすると割安で借りれます。比較的仲の良いバンドたちとシェアしていたこともあり、その人たちと決めていた時間以外でも練習可能でした。使ってないことが前提ですけどね。
説明していませんでしたが、金額/時は日本とさほど変わりありません。
用途にあった契約を行うと良いでしょう。
まとめ
ざっと活動方法、フェスへの出演方法を書いてみました。
現地で活動して名が売れてくれば、フェス側から必然と連絡が入ってくるものです。日本の音楽業界は間違いなく狭く、非常に排他的です。
これから海外で挑戦したい、活動してみたいと考えている方は、勇気を出していくべきと言えます。
あんまり書きすぎるとまずいので、ここまでで!
興味あればご連絡くださいませ。
ではおしまいです!ゆすこでしたー。
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